SANYO MR-U4SS 修理
ご無沙汰してます。ブログの更新が全然できてなくて申し訳ない。
一年以上のあいだ、色々やってました笑
前略を書きすぎてもあれなので、とりあえず本編へ。今回はちょっと適当に説明してる部分もあるので、ご了承ください^^;
さぁ、やってきました。80年代に一世を風靡したあのラジカセ、「U4」がついにうちにもやってきました。
ハードオフで¥500円、シールのみの物件です。まぁ、状態は見ての通り...酷い有様です...
一応通電はしますが、テープが死んでるのでテレコじゃなくなっちゃってます^^;
なので、早速開腹...
ネジを外して開こうとすると、FMアンテナの線があるので、引きちぎったりしないようにご注意を。これは基板の方から外せます。
さて、裏蓋を外すとこうなるのですが、バブカセのように正面はまだ外れないんですよ。
ちょっと固めなのですが、少し力を入れながら浮かせていくと「ガコッ」っと外れます。
はいっ。これでやっと中枢が外せました。
要するに「裏蓋」「中枢」「正面(SP)」と3つに分離する訳です。
こちらが正面。SPはネジ止めではなく、金具止めなんですね。あと、カセット蓋はメカに依存せず、単独でも閉まります。
正面はSPとネット、取手を外し、マイペットで清掃、マスキングしてピーカルでプラメッキ研磨しました。裏蓋も同様にマイペットで清掃。
いや〜、ピカールっつうものは凄い。新品同様だ。(磨いてるんだからそりゃそうか^^;)
清掃&研磨後、水洗いしメカ修理のあいだ乾燥...
さて、めんどくせぇメカ修理の時間です。
まず、デッキを外さなきゃいけないんですが、これが厄介で。はんだごてがお家に無い方はここで終了です。U4SSはコネクタ接続ではなく、直接ハンダで接続してあります。
なので今回はいちばん外すのを最小限でやれる方法をお送りします。
中枢を裏っ返してください。そうすると、何本かケーブルが見えます。そこで...
黄色い丸で囲んだ2本の線を外してください。(確かここだったはず。モーターの線です。一応外す前に確認してくださいね。)
そうすると完全分離にはいきませんが、ベルトへのアクセスが可能になります。ちゃんとその前に中枢の正面、メカの四方にあるネジを外すのをお忘れなきよう...
ピアノキーを引っ掛けないよう外して、一回転(?)させるとこんな感じに。作業が楽になります。
まぁ、それにしても...ベッタベタですなぁ...
メカ作業の半分はこのベタベタ除去に^^;
モーターとカバーはネジ数本とバネで外れます。ナットのような特殊なネジがギアみたいなのについてるので、後ほど戻せるように初期状態の写真を細かく撮っておいてください。後々困りません。
フライホイールはするっと取れます。ベタベタ野郎と格闘の末、ピカピカに...
メカ修理完了。
ベルトは2本です。リール(?)部分とフライホイール。手持ちのベルトをかけましたが、細すぎてワウフラが...まぁ、これは後ほどの課題としましょう。
と、簡単に説明しましたが、割と時間かかります。部品が急に外れたりしても、焦らずゆっくり元の場所を考察しましょう。
スピード調節、各部清掃、消磁。
スピード調整可変抵抗はモーター本体の穴の中にあります。
さて、あとは元通りに戻すだけ...と!ここでトラブル発生
取手のヒンジが経年劣化で割れていました...
とりあえずビニールテープで強めに固定。これでまだまだいけそうです。
スピーカーも取り付けて、中枢も組み、裏蓋を元通りに閉じて...
完成!!!(ここも簡単に説明しましたが、結構組み上げも苦労。大きめに上から正面部分を中枢に被せる感じで入れればすんなり行くかと^^)
最初の写真と比較してください〜
相当綺麗になってます。(黄ばみはご愛嬌ということでよろしくお願いします^^;)
カセットの動作も早送りなど正常に動作してます。AMSSは使わないので未チェックですが^^;
電池駆動もOKでした。基本電池で使ってます。
とりあえずこれで修理は完了。一応完動品になりました。
〜おわりに〜
U4の修理記事なんていくらでもあるだろうと思っていたのですが、実際ググるとあんまりなかったので、この記事を作成しました。修理方法がわからなくて困ってる人とかの助けになれば幸いですが、修理は自己責任でよろしくお願いします。
この記事もあくまでも「参考」としてお使いくださいませ〜
この機種の難易度は5点満点で言えば3.5点くらいですね。ちょっと触りなれてないと戸惑う可能性があります^^;
最後に「おしゃれなテープ」といっしょに一枚...