こばやしずだいありー

オーディオとか音楽とか色んな事書きます。

CDのエンファシスについて

お久し振りです。

最近自分、80年代の邦楽にハマりましてね。CDからレコード、カセットテープとやら色々集めているところなんですよ。

その中でも今最も気に入ってるのが「斉藤由貴」でして、その人のCDを集めていた矢先に起きた出来事を話します。

 

一週間程前でしょうか、やっとの思いで斉藤由貴のファーストアルバム「AXIA」を手に入れたんです。

もちろんPCでリッピングしてスマホに入れて聴いてたんですよ。

ふと、うちに古いCDプレーヤーがあるのを思い出しましてね、引っ張り出してきたんです。30年くらい前のものなのに、動作は全く問題なく、逆に快調に動いていると言ってもいいくらいでした。

そこで、買ったCD「AXIA」を再生してみたんです。再生してみると、見慣れない表示が出てきたんです。

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「EMPHASIS」...

エンファシス...?見覚えのない単語に目を細めました。

とりあえず翻訳してみると「重点」と出てきました。意味を見て「特殊なCDなので、スタビライザーのようなものが発動している」と解釈してみました。

ですが、CDによりけりでスタビライザーが動くなんて聞いたことがないぞ...と思ったのでツイッターに投稿したところ、「コンパクトディスクの帯域を広く使うため、帯域を縮めて収録し、プレーヤー側で広く戻す」という風に教えてくれました。

特に高音域を上げるのだとか。だから微妙に音がキンキンしてたのかもしれないなぁ...

それに、どうやら高級なプレーヤーにしかついていない機能らしいんですよ。当時廉価機CDP使ってた人かわいそうですよねこれは...

 

で、別にこのプレーヤーで聴くだけだったら何の問題もなかったんですよ。問題は「リッピング」です。自分はMacBook Pro Early 2011でXLDでリッピングしています。XLDにはエンファシス処理(デエンファシス) 機能はついていません。

どうやらiTunesでは裏でエンファシスを検知して処理しているそうですが、iTunesリッピング性能はあまりにも質が低く、よく音飛び音が入ってリッピングされることが多々あるので、あまり使いたくないのです。それに比べ、XLDはとても正確にリッピングができ、今まで使ってきてノイズなど入った事すらありません。

できればその両方のメリットを含んだソフトが欲しい!って思ったのですが、それがWindowsのみでしてねぇ...

はて、どうしましょう。

 

とりあえず色々考えてみたんですよ。

そこで最初に思いついた事!

エンファシスというのはEQに似てるところがあるので、エンファシスが含む周波数帯域をそのままグライコで下げれば良いじゃないか!と思ってやってみたんです。ネットにあったエンファシスの帯域グラフを参考にして。

結果は大失敗。アジマス調整がめちゃくちゃになってるカセットデッキみたいな曇り音になってしまいました。

 

そこで色々調べていたところ、こんなサイトにたどり着いたのです。

Audacity Forum • View topic - Apply De-emphasis?

私自身、よく学園祭の音楽編集などで愛用しているAudacityを使った方法でした。

スレ主は「80年代の日本のCDでエンファシスが出てしまったんだけど、どうしたらいい?」という質問でした。まさに今の私と同じ...

このレスの最後にAudacity用のデエンファシスエフェクトのファイルを添付してあるじゃないですか!

早速このプラグインを導入してやってみました!

プラグインの導入方法については公式ページを参考にしてください。

 

今回、テストするCDはこちら

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うる星やつらラムちゃん役・平野文さんが歌う、うる星ソングCDです!

なぜこのCDにしたかというと、斉藤由貴のCDはまだまだ現行版があって、そっちを買い直す予定でしたので、もう廃盤になっているこのCDを選びました。

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盤面はこのような感じです。

私が現時点で確認しているところ、このデザインのポニーキャニオンのCDのほとんどにはエンファシスが導入されているそうです。

ここから推測するに、Fumiのラムソングもエンファシスが導入されている可能性が高いです。

現時点で

エンファシスが入っているCD

 

エンファシスが入っていないCD

 

エンファシスが入っているで「あろう」CD

 

がエンファシスを含んでいることを確認しています。(ここの記載は更新する場合があります。)

 

2018/3/19 追加

菊池桃子のデビューアルバムを追加しました。

いやぁ〜、まさかVAPも採用してたとは...

(菊池桃子はVAPレコードです)

他にも菊池桃子のCDを持っていて、1985年発売の「TROPIC of CAPRICORN」もチェックしようとしたのですが、なぜか読み込まず...

なので同じVAPの1985年発売の「杉山清貴&オメガトライブ / Single’s History」を入れて見ましたら、読み込みました。このCDはセーフでした。

なので、上記の結果から推測するに、VAPがエンファシスを採用していたのは1984年までのCDと考えていいでしょう。

実際、「菊池桃子 / TROPIC of CAPRICORN」も聴いていて、変に高音域が上がった感じの音質ではないので、大丈夫かと思われます。

VAPのCDは年代で見分けてくださいネ!

盤面のデザインは同じでも、入ってるのと入ってないのがあります。

で、「菊池桃子 / OCEAN SIDE」をどうするかというと、一応再発盤があるんですよ。CD文庫でしたっけ?あとVAPがもう一度発売したその2枚が。なのでそれを入手するまでは、下記の方法で処理した音源を聴いていきたいと思ってます。まあ、気長に探しましょう!

 

2018/3/23 追記

菊池桃子「TROPIC of CAPRICORN (1985年盤)」読み込むことができました。

この盤はセーフでした

 

2018/3/25 追加

ドライブ向けのフュージョンを集めた4枚組CD「DRIVIN’ FUSION SOUNDS 60 (1984年盤)」を追加しました。

これ当時新品で1万円もしたそうですねぇ...

SONYは前からエンファシスが入ってると耳にはしていました。遂に当たっちゃいましたね笑

 

2018/4/6 追加

エンファシスリストを増やしました。

すべて私自身で確認したものなので、確実な情報かと思います。

 

2018/5/30 追加

エンファシスリストを増やしたと同時にエンファシスが入っているで「あろう」コーナーも追加しました。

あくまで推測コーナーですが、盤の年代や特徴からして入っている確率か高いので私自身スールしているCDリストです。

 

初代のCDに割と多いですねぇ...

 

前置きが長くなりましたが、やっていきましょう。

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まずはリッピングですね。自分はXLDでリッピングしているのでこのように表示されます。

今回はこの中の一つの音源、「01 平野文 - 殿方ごめんあそばせ.aiff」でテストしていきたいと思います。

Audacityに取り込むと...

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こ れ は...

随分とキンキンした音というのが伝わってきますねぇ...まあ実際、高音が強いと前から思っていたんですけどね(笑)

まさかここまで強調されているとは思いもしませんでした。

 

さて、メニューから「エフェクト」を開いて、先ほど導入したプラグインを選択してみましょう。

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選択するとこのようなウィンドウが出てくると思います。

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この際、「管理」というボタンを押して「出荷時プリセット」から「デフォルト」を選択しておいてください。そうすれば正しい設定でデエンファシスができます。

そしてこのままOKを押してください。数秒でデエンファシス処理が完了すると思います。

 

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随分と落ち着きましたね。実際音質もとてもバランスのとれた音に変わっています。

 

これでデエンファシス処理は完了です。あとはオーディオの書き出しから書き出しましょう。

 

この手順を全曲繰り返してください。なぜかただボタンを押すだけなのに自分は疲れました(汗)

 

まあこんな感じで今はPCでデエンファシス処理が可能なんですね〜

この盤はリマスターとかはされていないので、本当にこのプラグインには助かりました。もう感謝の一言です...

 

それではまた〜

(この記事のエンファシスCDリストは随時更新させていただく場合があります)

(もしこのCDにもエンファシスが入っているなどの情報をお持ちでしたら、是非ともコメントください。何年盤かわかると尚更良いです。)